☆みんなが産まれてきたときも…
先週、みなさんに配布された「保健だより」は読みましたか。3月9日はサンキュウ(ありがとう)と感謝を表す日と言われています。
2月27日の深夜、学校(保健室のタナカT宛)に1通のメールが届いていました。
ゆみこ先生へ
おつかれさまです。お待たせして申し訳ありません。つたない文章ですが、いろいろ書いてしまいました。不適切な内容や、文章の間違いなどありましたら省いてもらえるとありがたいです。長さなども調整があれば遠慮なくご連絡ください。
少しでもお役にたてますように。 中井
そして以下の内容の文章が添付(てんぷ)されていました。以下の文章はみなさん宛です。少し長いですが、がんばって読んでみてください。
「 赤ちゃんを産んで 」
私は12月に女の子を出産しました。娘は今、2か月で先日はじめての予防接種に行ってきたところです。最近は笑うようになってきて、どうすれば笑ってくれるのかと私も必死な毎日を送っています。
お腹のなかに赤ちゃんがいるのかと実感するまでに時間はかかりましたが、病院の先生に「妊娠していますよ。」と伝えられた時の不思議な感じを今でもはっきりと覚えています。どうやって家族に報告しようかと、ひとりでワクワクしていました。
つわりという体調の変化につらい時期もそれなりにあって、自分が自分でないようでした。そして、自分の体調に変化があるたびに赤ちゃんは大丈夫なのかと心配でした。赤ちゃんと会えるのはすごく楽しみなのに、出産が近づくにつれて、とても不安で眠れない日もありました。今振り返ると、この心と体のバランスが個人的には一番きつかったかもしれません。
出産には長い道のりがありましたが、もうすぐ産まれますよという段階(子宮口が全開)になってから少し時間がかかってしまいました。最終的に、私は先生からお腹を押してもらい、そして赤ちゃんは頭を引っ張ってもらって頑張って産まれてきてくれました。赤ちゃんの頭は引っ張られたことによって、少し長くなっていました。出産した次の日、担当してくれた助産師さんが来て、「中井さんは強いですよ。何年も助産師やっていますが、久しぶりに感激してしまいました。」そして、引っ張ってもらって生まれてきた娘の頭をなでながら、「こんなきれいな頭の形してたんだね。」と言ってくれました。出産の経過を見守り、どんな弱音も受け入れて話を聞いてくれた助産師さん。思いがけない言葉をかけてもらい、私の気持ちに寄り添ってくれていたんだなと感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。
赤ちゃんとの生活が始まって、まずは2人でおっぱいや哺乳瓶でミルクを飲むことに取り組みました。これが思っていたよりむずかしくて、最初はお互いにうまくいかずに赤ちゃんも泣いてしまい、つらかったですが、毎日あきらめずにおっぱいを探して飲んでくれて、お腹がすいたと大きな声で泣いて伝えてくれます。
生きるために赤ちゃんは一生懸命!!その姿はたまらなく愛おしいものです。
私もママ初心者で上手にできないことが多々あります。だけど、おっぱいがうまくあげられなくても、抱っこが下手でも、赤ちゃんは無条件に私を頼ってくれている。もうこれは頑張るしかない!!そんな気持ちで赤ちゃんの泣き声とコミュニケーションを取りながら毎日過ごしています。まだまだ小さな赤ちゃんだけど、生まれてからの1ヶ月での成長は著しく、本当に大きくなりました。
長い妊娠期間から出産後の今も、私のお腹の中にいる赤ちゃんの命を守るために本当に多くの人が関わってくれ、出産を乗り越えられる大きな力になったと感じています。家族や親せき、友人、病院の先生と助産師さん、住んでいる地域の保健師さん。そして、道明寺中学校の先生方にもたくさんフォローをしてもらいました。
みんなが産まれてきたときも、こうやって多くの人が関わり、あなたたちの命とママの体を守ってくれていたのだと思います。
そしてみんなも一生懸命に泣いて、たくさんミルクを飲んで今があるのでしょう。
私は、新しい命の誕生を通して、人とのつながりがとても大切だということを学びました。この経験をもとに、私も誰かの支えになれたらなと思っています。
照れくさいかもしれませんが、自分が赤ちゃんだった時のことやお腹にいた時のことを、ぜひおうちの人に聞いてみたらどうでしょう?
今だからこそ言えること、理解できることがあって、あなたもおうちの人もあたたかい気持ちになるかもしれません。意外に知らないことがあるかもしれません。
最後まで読んでくれてありがとうございました。